大粒の気泡、モチモチとした食感、パリパリパリっとしたクラスト…。こんな本格的なリュスティックを簡単に作ることはホームベーカーズの憧れです。リュスティックのような高加水パンづくりの行程を調査すると、捏ねる作業がほとんど無いものの、寝かせる→パンチを何度も繰り返す…なんて手のかかるパンなんでしょう!3児の母にはリュスティックの世話までみることはとうてい無理なので、こうなったら水だけ増やしてホームベーカリーのパン生地コースで一次発酵まで済ませるという大雑把すぎる作り方でリュスティックを作る事にしました。
水だけ増やしてホームベーカリーのパン生地コース
高加水パンは捏ねない場合が多いですが、とにかく慌ただしい私としては、仕込みとか、余計な洗い物、手間は避けたい…とにかく整形まではホームベーカリーに任せたいわけです。ホームベーカリーのパン生地コースなので、生地は無理矢理捏ねて、一次発酵させました。いつものパンづくりと同じです。通常はだいたい61%の水分量のところを80%加えました。
一次発酵が終わった生地は当然タプタプした生地ですから、多めの手粉で、なるべくいじらないようにそーっとそーっと扱います。スケッパーでザックリカットして、少々高温目のオーブンで焼成します。
ガッチリ捏ねてしまっているからでしょうね。あの憧れの大粒気泡は無いですが、いつもの水分量の時よりも気泡は大きめです。そして水分たっぷりのもちもちとした食感とパリパリのクラストは健在!見た目も本格的です。水を増やしただけ…というあまりにも大雑把な作り方のリュスティック(のつもり)ですが、手間がかかっていないということを考えればかなり上出来です。
水分量75%の場合
75%くらいだと、ギリギリ整形もできます。ちょっとわかりにくいですが、気泡が大きめでしっとりとしています。
前日はポトフだったので、朝は残ったポトフに牛乳を加えたスープに。ジャガイモは由仁町産の「インカの目覚め」です。スープ類は翌日が美味しいので、いつも大鍋でたっぷり作っています。何で昆布が?いい出汁とれるんですよ、コレが。
でも、やっぱり憧れます。本格的な高加水パン!
もう少し時間と心の余裕ができたら是非トライしたいです。
水分80%のパン(リュスティックもどき)
水分が多いだけあって、しっとりもちもちです。横に広がるので個数は少なく…。
本日の個数
6個
本日の材料
赤文字部分は「基本のパン【シンプルプチパン】」のアレンジ箇所です。
強力粉 | |
---|---|
薄力粉 | 50g |
とかち野酵母※ | 1回分(※4g) |
水 | |
砂糖 | 18g |
塩 | 4.5g |
仕上げ用強力粉 | 適量 |
※はドライイーストの場合。
本日の焼成温度
焼成温度 | 230℃ |
---|---|
焼成時間 | 15分 |
本日の発酵条件
室温 | 17℃ |
---|---|
湿度 | 47% |
2次発酵 | 35分 |
2次発酵の場所 | 室温:20分 オーブンの上:15分 |