麦こがし
年末の忙しい最中、カルディで「麦焦がし」を買いました。お菓子会社の会社員だったとき「麦焦がしまんじゅう」を販売していて、香ばしい饅頭の皮が美味しかったことを思い出しました。さて、「麦こがし」とは何かというと…精白した大麦をを炒って挽いた粉です。きな粉っぽいような麦茶っぽいような、そんな香りがします。ちなみに麦茶は精白しないで脱穀後煎ったものを煮出してお茶にするわけですが、麦焦がしの麦は精白してから煎ったものを挽くのですね。
「麦こがし」は、「はったい粉」とか「煎り麦(いりむぎ)」とか「香煎(こうせん)」とか呼ばれることもあるみたいです。昔は砂糖とお湯で練って子どものおやつにしたんだとか。どちらかというと関東以西のものでしょうね。だって私は大人になるまで「麦こがし」自体知りませんでしたから。
初めてパン生地に混ぜるこういった粉は、強力粉300gのうち20gを差し替えて混ぜます。だいたいこれで失敗無く作れます。次回以降は好みで粉を増やしたり減らしたりするわけですが、増やすと生地の状態が変わってくるので、増やす事はあまり無いです。
今回、麦焦がしをまぶしたものと、黒ごまを貼付けたもの、2種類作ったのですが、まぶしたパンが子ども達には人気で、取合いで喧嘩になりました。子ども達はくだらない事でしょっちゅう揉めます。
麦焦がしのパンは、香ばしさが何となく懐かしいのは、麦茶の香りっぽいからか、「和パン」だなぁ、と感じます。微妙に残ったお雑煮の具と汁&筑前煮の残りを混ぜて…白菜や白滝を追加して作ったスープと一緒にお正月のランチとしていただきましたが「和パン」的な「麦焦がしパン」は妙に合いました。「和パン」と言っておきながらなんですがバターとはちみつがマッチします。
麦こがしパン
水は少し多めが良いみたいです。
本日の個数
10個
本日の材料
赤文字部分は「基本のパン【シンプルプチパン】」のアレンジ箇所です。
強力粉 | |
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麦こがし | 20g |
とかち野酵母※ | 1回分(※4g) |
水 | |
砂糖 | 18g |
塩 | 4.5g |
※はドライイーストの場合。
本日の焼成温度
焼成温度 | 190℃ |
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焼成時間 | 15分 |
本日の発酵条件
室温 | 20℃ |
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湿度 | 50% |
2次発酵 | 35分 |
2次発酵の場所 | 室温:20分 オーブンの上:15分 |