祖母のカッティングボード

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形見分け

昨年、祖母が96歳で他界しました。上品で優しい祖母でした。広島原爆被爆者だからながくは生きられない、と言っていたのに長寿でした。孫が少なかったこともあり、私はとても可愛がってもらいました。
祖母は彫刻が趣味で、自宅には大きいものから小さいものまで、沢山の作品が遺されていました。とても素敵なものばかりでしたから、沢山頂いてきました。その中の一つにこのカッティングボードがあります。

カッティングボードの裏面

あまり使用感の無い表面ですが、実はかれこれ40年は日常的に使用されていて、裏面は使い込まれたナイフの跡があります。
祖母の家に泊まりに行くと、朝食時には決まってチーズブールをこのカッティングボードでカットしていましたっけ。本当に懐かしいです。
おばあちゃん!これからは私が大切に使いづづけていきます!!と、言いたいところですが、ガサツな私ですから、正直、祖母のように丁寧に使いづづける自信が無いので、現在はリビングで大切に飾っています。

カッティングボードの彫刻面(カッティングボードとしては裏面)にカットしなくて良いビエノアが鎮座。それらしく映っていますが、実は妙なスタイリング。なんだか間違ったスタイリングですが。可愛いので許して。

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