私が初めてお菓子らしいお菓子を作ったのは中学生か高校生の時に作ったフルーツケーキ(バターケーキ)だったと思います。母親から教わったそれは、相当大雑把でしたが、胡桃とレーズンがたっぷり入っていてそれはそれは上等なものが出来上がったと大満足で、それ以来何度も作りました。
小嶋ルミさんの「おいしい!生地」
オーブンミトンの小嶋ルミさんの「おいしい!生地」という本、この本は私のお菓子づくりのバイブル的本です。ベーシックなお菓子の生地作りのレッスンを基本にしてセンスのあふれる応用編のお菓子レシピが続きます。解説や配合がかなり緻密です。卵75g、とかドライプルーン18gとか…。端数が目立ちます。10単位にしてもいいんじゃない?って思いますが…。さらに生地の温度やヘラの持ち方や混ぜ方や回数もかなり詳細に解説してあります。ルミさんの試行錯誤と熱い想いが伝わります。この緻密で丁寧なレシピ、「書いてある通りにきっちり作ればきっと完璧に作れる(かも)!」という期待感に満ちあふれてしまうことは否めません。
砂糖、薄力粉、バター、それぞれ100g+ベーキングパウダーで混ぜてしまえば、適当に作ってもどうにか出来上がってしまうのばパウンドケーキ(バターケーキ)と思っていたので、今まで色々なレシピを参考にして作ることもなかったのですが、たまたま購入したこの本のルミさんのレシピに忠実にバターケーキを丁寧に丁寧に作ってみると、それはそれは上質な口溶けの、うっとりするほど美味しいバターケーキが出来上がりました。ベーキングパウダーを入れなくてもしっかり膨らんで、しっとりとふんわりとした食感に仕上ってしまいます。(私はベーキングパウダーは舌がしびれるので苦手なのです。)
このバターケーキの仕上りに感動して、その他のレシピもほとんど作りましたが、どれも失敗することなく、ホームメイドとは思えない完成度に毎度興奮しましたっけ。
とても丁寧でわかりやすい解説です。初心者の方にもオススメですし、ワンランクアップを期待するお菓子作りファンの方にも是非オススメしたい本です。
今回私が作ったフルーツケーキは東京から来るお友達へのプレゼント。フルーツケーキは崩れや保存状態や日持ちを気にしなくて良いのでギフトにぴったりです。ルミさんのレシピではアプリコットやプルーンが入っていましたが、今回在庫が無かったの割愛。さらに我が家分も作りたかったので倍量にして作りました。一昨年仕込んだシュトーレンの具が少々余っていたのでそれも入れました。って…忠実に作ってないですね(笑)具は忠実では無いですが、生地の配合と作り方はかなり忠実に作りましたよ。1週間くらい寝かせてから食べよう!と心に決め手いたのに4日目にして我慢が出来ず、一口…。あぁ、やっぱり美味しい。
長男が誕生して以来、慌ただしい毎日ゆえにお菓子作りはあまりしなくなっていましたが、また色々作りたくなってきました。
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