最近ちょっと注目になっている「ミルクハース」。牛乳で練った甘めのシンプルなやわらかいパンが全体的にこう呼ばれているような気がします。(たいていウリみたいなクープが入っているのね。)
「ハース(hearth)」とは「炉床」の意味で、「ハースブレッド」は炉床で直接焼くパンを指します。実は「hearth」は「家庭」を指す意味でも使われているんです…。「ミルクハース」とは「ミルクをたっぷり含んだ直火焼パン」ということなんでしょうけど、甘いミルクの香りたっぷりのふかふかのパンと家庭の味わいを彷彿させる温かいネーミングに、なんだかほっこりとした気持ちになります。
牛乳・練乳・バターのトリプル乳製品
勝手にトリプルミルクハースなんてネーミングをしてみました。そこまでやるなら生クリームも入れてクアトロ?ミルクハースでも作りたくなりますねぇ。さて、仕込み水計算機を開発して以来、連日活用しておりまして、計算機自体も連日微調整しています。データ上の水分量とパンに入れた時のベトつき具合って異なることがありますからね。今回は砂糖を使わず30gの練乳と20gのバターを入れて水を使用せず牛乳で仕込む設定で算出しました。
レシピを見るだけでほっぺたが落ちそー!
本日の生地は、水分の状態・発酵の状態が完璧でして、本当に気持ちの良い美しい生地でした。ですから仕上りにとっても期待ができました。ケーキでもそうですけど、最終的に上手くいく場合は生地の時点でとても美しいです。余談ですが、3人の子育てをして毎度思うのですが…2才半くらいまでのプクプクした太ももの触感と一次発酵を終えて成形したパンのそれってなんだか似ているなーと思います。長女の時にその太ももを名残惜しむなんてことは無かったけど、長男については「これで見納めか!!!あと半年か!!!」ということをリアルに感じていますからつい、太ももをさすってしまいます。
と…カワイイ子どもたちを連想しておいてその後に何ですけど…
本日は状態が完璧でして、カミソリでクープがシューーーーッと気持ちよく入りました。快感!!!!(我が子よ、すまん!)
そのままが美味しい。サンドイッチにも!
冷めてからトースターで焼き直して頂くのがとても大好きな私でありますが、このミルクハースにおいては、冷めてた後でも、甘くてきめ細かなしっとりとしたクラムをそのままが楽しむのがベストだと思います。もちろんトースターで焼いても美味しいんですよ。ちょっと香ばしさがミルキー風味に勝ってしまうんですけどね。冷めてもしっとり柔らかいのでサンドイッチにも良いと思います。
本日のパン:トリプルミルクハース
もっと甘くてもアリかな。次回はクアトロ?ミルクハースで!
本日の個数
1個
本日の材料
赤文字部分は「基本のパン【シンプルプチパン】イースト編」のアレンジ箇所です。
強力粉 | 250g |
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薄力粉 | 50g |
ドライイースト | 3.5g(小さじ1) |
予備発酵のぬるま湯 | 30g(大さじ2) |
予備発酵の砂糖 | 2g |
塩 | 4.5g |
牛乳 | 163g |
バター | 20g |
練乳 | 30g |
仕上げ用強力粉 | 適量 |
本日の焼成温度と時間
焼成温度 | 180℃ |
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時間 |
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