パンマグカップを作ってみました。

パン画

大学生の時からパンの絵を描くのが大好きでした。当時は全くのアナログ人間だっただった上時間に余裕がありましたから、お気に入りのカラーインクやこだわりの紙に透明水彩絵の具でじっくりと描いたものです。
お菓子メーカーに入社してからは当然ですがお菓子の絵を描くことが多くなりました。時間に余裕こそありませんでしたが、クォリティは求められるので、あの頃急ピッチで食品の描写力と速度が上がりましたっけ。消しゴムを使ってやり直しする時間はありませんでしたから。高校時代にがんばったデッサンとはまた違うものです。学生の頃はダラダラと使っていたイラストレーターのソフトも入社直後に超特急で習得しました。まさに「必要は上達の母」といったところです。

仕事をしながら3人の子育てをしている慌ただしい最近でもちょこちょこパンの絵を描いいます。学生時代の時の時間は無いし、社会人時代の集中できる環境も無いわけですから、イラストは主に鉛筆素描です。そして素描を子ども達にグチャグチャにされる前にスキャンしてデータ化します。子ども達が寝静まった頃にパソコンでラインを整え着色します。水彩絵の具にインク…そんな画材の使用は長男が小学校に入るまで登場することは無いでしょうね。

スキャナで取り込んだ素描

ちなみに鉛筆だけはこだわって高校時代から変わらず気に入っている三菱のハイユニを使っています。10歳の娘にハイユニは贅沢なのでユニを使わせています。ハイユニと使い比べるとその描き味は歴然としていますが、ハイユニと比較しなければユニも十分描きやすい素晴らしい鉛筆です。
学生時代、社会人時代、3児の母時代…その時外の気の最適最善の手段はありますが常に絵を描いています。きっと死ぬまで絵を描いてそうです。
さて、時間が無いながらも描き貯めたパンの絵でマグカップを作りました。たっぷり入りますからコーヒーというより、カフェオレや紅茶が合います。今もデスクにあります。