家族の大好物だから何度も何度も作って、結局こういう作り方に落ち着きました。皮の白ワタの部分にはジャムにとろみをつけるペクチンという成分が含まれているので、白ワタをつけたまま煮るレシピもあります。この白い部分がマーマレード独得の苦味にもなるのですが、柑橘類によっては苦みが強いときがあるし、我家の子どもたちはまだ小さいということもあり、苦味をおさえるために、私は毎度「白わた」を削りとっています。それでも完全に削り取っているわけではないので、マーマレード独特のほろ苦さやとろみはちゃんとあります。当初は小さい子どもたちのためにと取っていた「白わた」ですが、大人の私や夫もこのくらいが丁度良いと思っています。
材料
伊予柑など、皮の厚い柑橘類 | 4個〜適量 |
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グラニュー糖 | 果肉と皮の重さの60〜70% |
作り方
1. 皮を剥いて白わたを削ぐ
甘夏の下側からぐるっと一周十字に切れ目を入れて皮を剥き、皮の内側の白い部分を削ぎ取ります。
※ この時、皮を縦にもう半分に切った方が削ぎやすいです。
2. 刻む
皮を1〜3㎜ほどの千切りにします。 ※ ここで皮の重さを量っておきます。
3. 皮を煮る
鍋に皮を入れひたひたの水を注ぎ、皮が柔らかくなるまで煮ます。〈強めの中火で約40分〉
4. 果肉を取り出す
煮ている間に房の薄皮を剥いて果肉を取り出します。完全に奇麗に剥かなくても大丈夫です。
※ 果肉を全て取り出したら果肉の重さも量ります。
※果肉と皮の重さの合計の60%〜70%のグラニュー糖を用意します。
5. 水にさらす
煮た皮をざるに上げ、たっぷりの水にさらします。〈30分以上〉
5. 煮詰める
水にさらした皮をザルに上げ軽く絞り、果肉とグラニュー糖と一緒に鍋に入れ混ぜ合わせ、中火で約30分煮ます。途中、灰汁が出始めたら取り除きます。焦げやすいのでヘラで時々かき混ぜながら煮ます。
※ 30分も煮詰めている、とろみが出てきます。冷めるとさらに固くなります。
トーストにマーマレード
焼きたてパンにマーマレードたっぷりのせていただく、というのが我家のいつものスタイルだけど、本当はトーストしたパン+バター+マーマレードが一番大好き!マーマーレードとクリームチーズとの相性も捨て難いけれど…。残念ならがクリームチーズは常備していないのです。マーマレード、子どもたちにもおぼえてもらって、そのまた子どもたちにも食べてもらいたいな。