私が大好きな「とかち野酵母」…予備発酵不要のインスタントドライイーストバージョンが発売されていました。既存タイプですと、事前にぬるま湯で予備発酵させてから粉に混ぜるのですが、こちらの場合は、市販のものと同様、粉に直接混ぜて使用できるタイプです。乳化剤、ビタミンCが添加してあることで、混ざりやすくなったのですね。既存タイプは直接混ぜてもなかなか溶けないですからね。(実はやってみて失敗したことがあるのです…)1回分5gが6袋小分けになっています。レシピも入っています。富沢商店で540円ですから、野生酵母だけに一般的なドライイーストと比べるとちょっとお高め。でも「白神こだま酵母ドライG」が8袋入896円ですから、こちらと比べると若干リーズナブル。今は個包装タイプした販売されていないようですが、きっと今後大袋?タイプも販売されてリーズナブルになるのかな?
とかち野酵母インスタントドライイースト
普段私は予備発酵不要のドライイーストは「サフ」を使用していましたが、直接生地に混ぜ込むと、一次発酵後もツブツブが残っていたりするんですよね。ホームベーカリーの生地コースを使っておきながら、ホームベーカリ推奨のレシピより水分や副材料が少ないレシピで作っているということが理由だと思います。事前にぬるま湯と少量の砂糖と混ぜて予備発酵させることで、生地とうまく馴染んで発酵が安定しますので、面倒でも毎度5分〜10分予備発酵させていました。今回はあえて予備発酵させずずに粉に直接混ぜ込んでみました。「直接混ぜ込む」という行為が久々だったので、水の量を間違えてしまい失敗しました…。(酵母は何も悪く無いです)コッチンコッチンの固い生地を前にワタシが硬直しました。ホームベーカリーで生地を作っていると、計量を間違えたり羽根を入れ忘れた際、ブザーが鳴ってフタを開けた時に初めてそれに気づいて、とんでもない生地との遭遇にショック!なんていうことがよくあります。(私だけかな?)
発酵力
発酵力や焼き上がりは、サフのような既存の市販のと同じく、とても安定しています。釜伸びも力強いです。ただ、私のパン作りの場合、こちらの場合も市販品と同じ様にのツブツブが残るので予備発酵させてから使用した方が良さそうです。ホームベーカリー推奨のレシピや手捏ねパンならツブツブは残らないんだと思います。予備発酵させてみたら、がぜん膨らみは大きくなりました。既存の予備発酵タイプより気持ち強力な発酵力です。
あ、箱の中の説明書に書いてあるではありませんか…
冬期や室温が低い時は、予備発酵をした方がより安定した発酵状態が得られます
って。ちゃんと予備発酵の仕方も書いてあります。パン作りをする時の条件って色々ですから、予備発酵はさせるに超した事は無いんですね。
香り
酵母の香り(臭い?)は予備発酵タイプや、市販のインスタントドライイーストに比べて少ないです。捏ね時や焼き上がりの酵母の香りがお嫌いな方にはもってこいの酵母だと思います。逆をいえば、「とかち野酵母」独得の焼き上がりの酵母の香りが好き!!という場合にはちょっと物足りないかな。これはどちらが良い!というより好みによると思います。既存の予備発酵タイプも焼き上がって時間が経つと独得の酵母の香りはあまりしないので。
まとめ
発酵や仕上がりについては予備発酵が必要な既存タイプとほとんど変わりません。予備発酵させることで、より力強い発酵力を感じました。今まで予備発酵を苦ではありませんでしたが、やっぱり直接混ぜ込む事ができるって楽ですね。しかも、これでホームベーカリーのタイマー機能が使えるわけですし。これはホームベーカリー食パンを朝食用に作る方にとっては重要な機能ですからね。(私は使っていませんけど)
ただ、焼き上がりや発酵中の酵母の香りが好きな私としては、予備発酵タイプも捨て難いので、今後は既存タイプとドライイーストタイプと使い分けていくと良いのかな、と思っています。
本日のパン:ミルクティーパン
ティーパックの紅茶は1パック分入れるとちょっと物足りないような、2パックだと強いような…微妙なところです。どっちかはっきりせよ!言われたら2パックかな。
本日の個数
10個
本日の材料
強力粉 | 270g |
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薄力粉 | 30g |
とかち野酵(ドライ) | 5g |
牛乳 | 150g |
水 | 50g |
砂糖 | 20g |
塩 | 5g |
アールグレイ(ティーパック) | 3g |
本日の焼成温度と時間
焼成温度 | 190℃ |
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時間 | 15分 |
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