1つのパン生地から生まれる、無限大のとっておきのパンの記録
このサイトに掲載しているホームメイドのパンは、朝や昼に家族と一緒に食べる焼きたてのパンや、大切なお友達にプレゼントするパンです。
日常のパンが中心ですからあまり手の込んだパンではありません。でもそんな日常のパンだからこそ食べ飽きないパンばかりです。
私は3児の母であり、亭主関白の夫の妻でもあります。
自宅でフリーのデザイナーとして働いています。日々の生活は慌ただしく余裕はありません。
とはいえ、私にとって焼きたての美味しいパンを食べることは至福の喜び…こればかりはやめられません。パン作りなんて忙しい人がするものでは無いけれど…おいしいパンを食べたい、という欲の皮は突っ張らせて長年やっていると、ほどよく手を抜く術をみにつけてしまうものです。
ホームベーカリーの食パンに飽きてしまった私
ホームベーカリーはとても便利。仕込んだら朝には焼きたてのパンが焼き上がっているのだから。でも焼きたてのあのパンは上手にスライスできません。冷ます時間もまりませんしね。微妙に余ったパンもなんだか食べ残し感たっぷりの見た目。そして何より思うことが…私だけでしょうか…あのホームベーカリーの食パン、色々アレンジしても飽きるんです。
気づくとホームベーカリーでパン生地を作って、成形して8個か10個に分割してオーブンで焼くプチパンスタイルになりました。プチパンなら焼きたてすぐに頂けますし、余ったら可愛い姿のまま保存できます。かれこれ数年ホームベーカリーの自働焼成機能は全く使わなくなっていました。
ホームベーカリーのパン生地コースを活用
ホームベーカリーのパンは飽きたけれど、捏ねて発酵させる、というパン作りで最も面倒なところをホームベーカリーはやってくれるので重宝します。温度湿度とパン生地と対話するには手で捏ねたりパン捏ね機を使用して捏ねの加減をするのがベストでしょう。でもそんな時間と体力は無いですからね。捏ねと一次発酵はホームベーカリーにまかせます。ホームベーカリーのパン生地を使用するという前提条件で、配合を変えたり発酵や焼成の加減をします。上手くやればそれでも上等に仕上ります。
基本の生地をベースにして…
パン屋さんにはパンの種類に合わせてパン生地を変えています。ブリオッシュ、クロワッサン、フランスパン、惣菜パン…レシピと作り方があれば家庭でも作れますが、毎日の様に日常的に食べるパンとなるとパン生地のレシピや作り方について頭の引き出しを探るのは億劫。だから私はベースの生地をアレンジをしながらパンを焼きます。当然クロワッサンやバケットなんかは作れませんがこれはあえて作ろうとせず、食べたい時はお気に入りのパン屋さんで買う事にしています。
パン生地のベースはこの二つ
家族が喜ぶ焼きたてパンを!
水を牛乳にしたり、粉の一部の全粒粉にしたりライ麦にしたり、ナッツやフルーツを入れたり、温度を高くして焼き時間を長くしてバリっとした食感にしたりその逆にして、ふんわりしっとりさせたり…
基本の生地の配合のアレンジだけでなく、成形や焼成のアレンジが加わると表情の異なる無限大の焼きたてパンを楽しむ事ができるので飽きる事がありません。
忙しい暮らしの中のほんのひと手間がこんなに美味しいパンライフになるのです。私の作る焼きたてパンを家族が喜んでくれる、それが嬉しいから飽きもせずパンを焼き続けます。(もちろん私自身が美味しいパンを食べたいからでもあります。)
※2015年10月からパンの記事には基本のシンプルプチパンからアレンジした箇所を記載しています。