またはちみつですか…なんて言わないでくださいね。私、ハチミツって大好きなんです。パンに入れるより、焼いたパンに塗った方がハチミツの風味を直に感じる事ができるので、ハチミツはもっぱらシンプルなパンにスプレッドとしていただくことが多いです。バターもしかりです。
それでもたまに砂糖の代わりにハチミツを入れます。
パン生地にハチミツを加えることへの効果と影響
焼き色がつきやすい
花の蜜は砂糖と同じショ糖という成分で出来ていますが、蜂が持っている分解酵素によって果糖とブドウ糖に分解されます。この果糖とブドウ糖によってパンに焼き色が付きやすくなります。ですから油断すると焦げますので温度と時間を要チェックです!
生地がしっとりする
果糖とブドウ糖は生地はパサつきを抑えてしっとりさせる効果があります。はちみつ入ならではのふんわりしっとりとした生地…なんだか嬉しいですねー。
膨らみにくい
蜂蜜はあまり多く使用すると、イーストの活動を邪魔して発酵力が弱くなったり、さらにグルテンの結合がしにくくなり、生地の伸びが悪くなったりでなかなか膨らまなくなります。おおむね粉に対して20%前後までで使用するのが良いらしいです。でも20%って粉300gで60gですからけっこう甘いですよね。5から10%の食事パンであればそんなに影響は無さそうですね。
水分調節が必要
はちみつの20%は水分です。ですからはちみつを多めに加える場合は水分調節が必要です。
元レシピに追加する場合はこちらで仕込み水の水分量を計算してみてください。
http://yucco.jp/2017/05/12/calculator_chargedwater/
はちみつ雑学
はちみつは砂糖より甘味度が高い
大さじ1杯のはちみつと、大さじ3杯の砂糖は同じ甘さ?
はちみつは砂糖の1.3倍の甘味度です。
砂糖大さじ1杯=9g はちみつ大さじ1杯=21gですから…
砂糖大さじ3は(9g×3杯)≒27g
はちみつの大さじ1杯は21gですが、砂糖の1.3倍の甘味度ですから、21g×1.3=27.3g…
つまり大さじ3の砂糖27gとほぼ同じ甘さなんですね。
ですから砂糖と差し替えて同じグラム数を加えるとより甘く感じます。
はちみつダイエット
はちみつには質のよい睡眠を誘う効果があることから、午後10時~午前2時までに最も多く分泌されると言われている成長ホルモンの分泌を活発にして、脂肪燃焼効果が高まると言われています。
よって、寝る1時間前がに大さじ1杯ほどの純粋はちみつを摂取して6〜7時間ぐっすり眠る事で脂肪燃焼アップ!…ということだそうです。
また、ハチミツはブドウ糖と果糖で構成されていますから、体内に吸収するとすぐにエネルギーに変わってくれるんだとか!
多少事実だとしても、寝る前にはちみつをそれだけでは痩せないでしょうね。パン好きはそう簡単に痩せません!(私だけ?)
…でも、ちょっとやってみようかな(笑)
本日のパン:はちみつパン
シンプルプチパンの仕込み砂糖をはちみつにしただけです。このくらいのはちみつ量ならならふんわりしっとり膨らんでみあす。いつもと同量のはちみつを加えてみましたがいつもより少しだけ甘さを強く感じますね。このくらいだったら水分調整しなくても良いかもしれませんが…一応水分量は仕込み水計算機で算出!
本日の個数
はちみつパン10個
本日の材料
赤文字部分は「基本のパン【シンプルプチパン】イースト編」のアレンジ箇所です。
強力粉 | 250g |
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薄力粉 | 50g |
ドライイースト | 3.5g(小さじ1) |
予備発酵のぬるま湯 | 30g(大さじ2) |
予備発酵の砂糖 | 2g |
水 | |
はちみつ | 18g |
塩 | 4.5g |
仕上げ用強力粉 | 適量 |
本日の焼成温度と時間
焼成温度 | 180℃ |
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時間 | 15分 |
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