微妙に余ったラム酒があったので、これまた微妙な量のレーズンを漬け込んでおきました。3日もするとレーズンはラム酒を吸い込んでふっくりしてきました。こういう熟成ものは、やっぱり「長時間低温発酵の熟成しっとりもっちりパン」でぜひとも味わいたいものです。
焼きたてより、焼きたての冷めたてのパンが美味しい?!
焼きたてパンこそが美味しい!という「焼きたて信仰」…これは日本人特有なんですって。「炊きたてのお米が美味しい」という感覚があるからか、何でも作り立てが一番!と思う傾向があるそうです。パンは冷めると水分や香りが定着して安定しますので、味がしっかりとしてきますし、それに弾力も出てきます。ただ、時間の経過と共にパンの水分が抜けてしまいますから、「焼き立ての冷めたてが一番おいしい」なんてよく言われています。
でも、誰が何と言おうと、私はやっぱり焼きたてパンは美味しいと思っています。食べ物の味は「味覚」だけではないと思うのです。焼き立ての熱々のパンの、バリバリっと割ると、ほわんとした湯気とともに、し〜っとりとした香りと食感のクラム…この食感のコントラストは格別です。これが本当の美味しさなのかどうかはさておき、焼きたての時にしか味わえない食感もまた刹那的な美味しさだと思っています。
ですが、ラムレーズンパンの焼きたては、ラムの香りがしないので、焼きたて信仰派の私としても、せっかくわざわざラムに漬け込んだ価値を感じられずに残念でした。というわけで、このパンについては焼きたてを食べたくなるのをグっと我慢して、冷めてから食べた方がおすすめです。
ちなみに個人的には、焼きたてより、焼きたての冷めたてより、温め直した冷めたパンが最も美味しいと思っています。パリっとふかふかで、それでいて味が濃厚です。私にとってパンがパリっという食感は美味しさの必須条件です。
ラムレーズンパンには妙にはちみつが合う
基本の生地には糖分が入っていませんが、ほんのりと感じるレーズンの甘さが上品です。ですからお食事パンとしてぴったりです。でも、これにハチミツをかけていただくと一気に上等なスイーツパンになります。生地に糖分が入ったパンとはまた違う味わいです。はちみつ×ラムレーズン、思った以上にナイスコンビです。
似ている?
余談ですが…我が家の長男は私の父が亡くなって10年以上経ってから誕生しました。目鼻口などのパーツは夫からの影響が多いから…私としては息子は夫似ていると思っていました。ある日祖母から、長男が父の幼い頃に似ている!と電話がかかってきました。祖母にとっては息子(父)以来、孫、ひ孫と女の子ばかりでしたから…私は祖母が長男を「亡き息子の生まれ変わり」と信じたかったのだろうな、と思っていました。後日、御丁寧に昔の写真を複写した写真が送られてきました。確かに似ているかも。長男は私には似ていないんですけどねぇ。不思議です。
長時間低温発酵熟成もっちりしっとりパン「ラムレーズン」
本日の個数
8個
本日の材料
強力粉 | 300g |
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ドライイースト | 1g |
ぬるま湯(35℃) | 240g |
塩 | 5g |
ラムレーズン | 70g |
本日の焼成温度
焼成温度 | 230℃ |
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焼成時間 | 18分 |
本日の発酵条件
一次発酵 | 30℃1時間+冷蔵庫(7℃)18時間 |
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二次発酵 | 60分 |
二次発酵の場所 | オーブンの発酵機能(30℃):40分 余熱中のオーブンの上(約33℃):20分 |
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