パンの仕込み水を牛乳にすればふんわり甘いミルキーテイストを楽しむことができます。ではかわりに豆乳を加えるというのはどうでしょう…。大豆の旨味を感じるほんのりやさしい風味が加わります。そうそう、豆乳でつける艶は牛乳に近いですが、より艶があります。
パンを豆乳で仕込む
仕込み水の全てを豆乳にする
これはあまりおすすめできません。膨らみにくいので仕上りが固いです。油脂や卵等が入らない、シンプルなレシピだとなおさらです。水分量を計算して牛乳100%で作るとやっぱり膨らみにくいですが、豆乳よりはマシです。牛乳の場合、「このむっちり感が好き!」なんて方もいらっしゃるかもしれませんが、豆乳の場合は明らかに残念な仕上りです。水分量は牛乳とほぼ同じなので水分量の問題ではないみたいです。
牛乳を豆乳で代用する
牛乳と豆乳の水分量はだいたい同じで約90%です。なので、水分の一部が牛乳のレシピであれば、牛乳を豆乳で代用することは可能だと思います。前途のように仕込み水の全量が豆乳だと膨らまないので「水分の一部が牛乳のレシピであれば」がというのが条件です。
豆乳入でもふわふわパンにさせるには
水も加える
本日のパンはシンプルプチパンのレシピに100gの豆乳加え、豆乳の水分量を元の仕込み水から差し引いた水を加えました。ここで先日作った仕込み水計算機が活躍しました。元レシピの仕込み水が155gですから、100gの豆乳で仕込む場合仕込み水は65gです。我ながら便利な計算機を作ったなぁと惚れ惚れしています。だーいたい水:豆乳が3:5くらいです。仕込み水の倍…までは入れていないですね。このくらいだと問題無く膨らみます。無理して100%豆乳にせず、水も加える事をおすすめします。
http://yucco.jp/2017/05/12/calculator_chargedwater/
油脂等を加える
さらにオリーブオイルやバターや卵を加えると、よりフワフワになります。あまり入れすぎると豆乳の風味が消えてしまうのでほどほどに!
揚げる
100%豆乳で仕込んでも揚げてしまえばふわふわです。しかも豆乳ドーナツって美味しいですよ。本日は100%豆乳ではなかったのですが、むしろふわふわ過ぎでしたから。揚げたてが美味しいですからね、今朝は揚げたてを食べられる分だけ、仕込み生地の一部をドーナツにしました。残りは普通にオーブンで焼きました。きな粉+砂糖の懐かしの揚げパンを豆乳パンで作ってみたいですね〜。これは確実に美味しいと思います!
本日のパン:豆乳パンと黒糖豆乳ドーナツ
シンプルプチパンの仕込み水を一部豆乳にしただけです。オイル無しでもふんわりしています。艶出しに、刷毛で豆乳を塗りました。とてもキレイ!水分量は仕込み水計算機で算出!
本日の個数
豆乳パン×7個
黒糖ドーナツ×輪4個+玉4個
本日の材料
赤文字部分は「基本のパン【シンプルプチパン】イースト編」のアレンジ箇所です。
強力粉 | 250g |
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薄力粉 | 50g |
ドライイースト | 3.5g(小さじ1) |
予備発酵のぬるま湯 | 30g(大さじ2) |
予備発酵の砂糖 | 2g |
水 | |
砂糖 | 18g |
塩 | 4.5g |
豆乳 | 100g |
艶出し用豆乳 | 適量 |
ドーナツ用粉末黒糖 | 適量 |
ドーナツ用揚げ油 | 適量 |
本日の焼成温度と時間
焼成温度 | 180℃ |
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時間 | 15分 |
揚げ油の温度 | 170℃ |
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時間 | 裏表各2分弱 |
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