私がいつも作るパンにはたいてい油(オイル)は入れていません。毎回大さじ1杯くらいのオイルを漫然として入れるとオイルはあっという間に無くなります。入れなくても十分美味しいし、オイルがもったいないので基本的には入れていないのです。同じ量のバターやオリーブオイルを使うのであればスプレッドとしてパンに付けた方がオイルの風味をより濃く楽しめる様な気がしますしね。それでも時々はいつものパン生地にオリーブオイルやバターを入れたりしてパンの変化を楽しんでいます。
パン生地にオイルを入れる役割って何?
コクや風味加える
どんなオイルにも「コク」があります。「コク」が生まれることで、パンの味わいが濃厚になります。また、そのオイル独得の風味が加わります。
伸展性が良くなる
生地が傷つきにくくなります。(作業しやすくなる)良く膨らむことで火の通りが良くなり、ボリューム感のあるふっくらと香ばしい仕上りになります。
パンの水分の蒸発を防ぐ事でパサつきにくくなり、しっとり感を長持ちさせて老化を遅らせます。
独得のパンの食感をつくる
油脂を生地に入れるタイミング
今回私は液体の「油(オリーブオイル)」を捏ね始めから入れました。こだわりのある方はペースト状の油脂を捏ねの途中から入れるらしいですけど、私は面倒だったので、捏ね始めから…。加えるオイルやパン生地の量が多いと油を入れるタイミングで生地の仕上りに大きく影響するのでしょうけど、一斤焼くくらいだったらホームベーカリーに粉と一緒に油を入れてもさほど影響は無いかな、と。とはいえ、比較してみるのも面白いので、次回は「捏ね」の途中から油脂を投入してみようと思います。
余った大根はカクテキになりました
オリーブオイルのシンプルプチパン
大さじ一杯のオリーブオイルでいつものパンがしっとりふんわりサックリ。コクも増します。
本日の個数
10個
本日の材料
赤文字部分は「基本のパン【シンプルプチパン】」のアレンジ箇所です。
強力粉 | 300g |
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とかち野酵母※ | 1回分(※5g) |
水 | 135g(※185g) |
オリーブオイル | 大さじ1(13g) |
砂糖 | 18g |
塩 | 4.5g |
仕上げ用強力粉 | 適量 |
※はドライイーストの場合。
本日の焼成温度
焼成温度 | 190℃ |
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焼成時間 | 15分 |
本日の発酵条件
室温 | 20℃ |
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湿度 | 46% |
2次発酵 | 38分 |
2次発酵の場所 | 調理台(室温):20分 オーブンの上:18分 |