りんごジャムを作りました
「そのまま食べるよりジャムにした方が良さそうな林檎だけど…」と、お友達から林檎をたくさん頂きました。(写真よりもっともっとありましたよ)私はちょっとボケた林檎の方が好きなので、そのままでも十分美味しく頂きましたが、沢山あったのでジャムにもしました。私が作るジャムの糖度は低め。不思議と、どの果物の場合でも可食部20%分のグラニュー糖と一緒にほどよく煮詰めたくらいがちょうど良い甘さな気がします。あ、レモン汁は面倒でも必ず入れてくださいね、入れるとビシっとキマリます。
ジャムにはやっぱり白パン
ジャムとパン、お互いに引き立て合って美味しくいただけるためのパンは、断然白パンです。白パンや香ばしい焼き色をつけないので、クセの無い淡白な味わいです。触感もふんわりソフトで、自己主張の少ないパンです。だからジャムの個性的な味わいを邪魔することなく、ふんわり包んでくれるパンなのです。パンの配合はあくまでもシンプルに…焼きたてのふわふわしっとりとした状態の時にバターとジャムを一緒にのせて頬張れば…もう至極のジャムバターパン!
さて、我家のホームメイドのジャムは
- 糖度が低いから食べやすい!
- 大量にある!
- 果実がゴロゴロしている!
そんなこともあって、家族は自家製のジャムの時はモリモリ食べます。今朝ふと長女の皿を見たら、パンに穴を空けてそこにジャムを詰め込んでいるではありませんか!ジャムパン風なんでしょうけど、ちょっとやりすぎでしょう!次女も真似してジャムパンにしているし…。子どもたちがこんな調子なのでジャムはいくら作っても足りないです。長男がもう少し大きくなったら恐ろしい消費量になりそう…。
ジャムにペクチンを添加する理由
さて、私は最近ジャムを作る時にはペクチンを入れる事が多いです。ペクチンとは、果実や野菜、海藻類に多く含まれる食物繊維の一つです。果物を砂糖と酸と一緒に煮ることで、ペクチンが溶け出し、砂糖と酸に反応して固まる…これがジャムがトロリとする原理です。ゼラチンと違って酸味が強く、糖度が高いものをトロっとさせることができるので、食品添加物として市販のジャムやゼリー、アイスクリームなどに多く使用されています。
ペクチン入のジャムって邪道?
ペクチン入…なんていうと、少ない果実でジャムの量を増たすため?なんて思われてしまいそうですけど…私がジャムにペクチンを入れるワケはそういう理由では無いのです。私の場合、苺ジャムには入れないんですけど…りんごジャムには入れます。というのも、とろみがつくまで甘く煮詰めた林檎ジャムは味が濃すぎて個人的にあまり好きではないのです。好みの糖度と果実の濃厚さのまま、プルプルっとして艶やかな理想的なジャムに仕上げるためにペクチンの力を借りています。